８月４～６日「核もない戦争もない平和な２１世紀に！原水禁６３被爆６３周年原水爆禁止世界大会」広島大会に全日本建設運輸連帯労働組合近畿地方本部関西地区生コン支部より、今年も代表２名が参加しました。

　初日の４日は、平和記念公園午後４時に集合。大会会場であるグリーンアリーナ（広島県立体育館）に向け、参加者全員でデモ行進を行いました。全国の労働組合が結集していて、その中でも若者の姿が目立ちとても力強い行進でした。
核兵器廃絶２００８平和ヒロシマ大会では１９４５年８月６日、午前８時１５分に起こった原子力爆弾によって１４万人余りの尊い命が奪われ、その後多くの被爆者が被害に苦しんでいる事を改めて私たちは教えられました。

　５日は複数のテーマで分科会が開催され、午前中は「脱原子力社会をめざして～温暖化と脱原発に向けたエネルギー政策の展開～」の分科会に参加し、ドイツ連邦議会議員のハンス・ヨゼフ・フィル氏より原子力に変わる物が多々あり、原子力によって地球温暖化に関係しているため無くすことが必要なんだと言っていました。午後は「女性の広場」に参加し資料に内容が書いていなかったので、興味もあり行きました。「ヒロシマをくりかえさないために・米軍再編、原子力空母母港化を許さない」をテーマで、初めの挨拶の中で広教祖の先生より今の学校教育では、平和学習ではなく戦争に対するものより楽しい事を行う学習形態になり、平和に対する学習が薄れていて、この１０年間、平和記念資料館に訪れる人も１０万人程減り、学校現場の実情を知りました。
その後、被爆者証言があり当時１２歳だった森田節子さんの話しは鮮明に覚えていて、光と共に熱線と爆風が起こり一瞬の出来事で何が起こったか分からなかったと言ってました。爆心地より１.７キロの広島駅北側に居て下を向いて作業をしていたので背中が大やけどし、振り替えると回りの人が大変なことになっていて、体を動かせる事が出来た為みんなのため助けを呼びに市内へ歩いて行ったときに皮膚が溶けている人がいっぱい居て、火傷を覆っているため水を求める人をかきわけ泣きながら歩き回った話を聞きました。森田さんも所々言葉が詰まり思い出したくは無いけれど、原発の恐ろしさや戦争の悲惨さ、命の大切さを戦争を知らない私たちに伝えこの事をこれから忘れずにしていかなければならないと思いました。

　その後、平和記念公園に行き、RENTAI　FESTA２００８参加者が折ってくれた千羽鶴を捧げに行きました。
今回、原水禁広島大会に初参加させて貰い改めて戦争や原発の恐ろしさを知りました。戦争体験者は６３年間の苦しみを、私たちに伝え同じ過ちを繰り返さない事と同じ思いをさせない事を教えてくれました。